2004年ドイツでの夏休みも。。。

取り立てて言うべきものはなかった。家での仕事(庭仕事やペンキ塗り等)、それから私の古いVWバス(参照 http://www.hpo.net/users/hhhptdai/meinauto.htm )の修理。でも、ウッカーマルク地方(ドイツの最東地方)とベルリンへ遠出をして友達を訪ねたりもした。

ウッカーマルクは私の故郷のシュレースヴィッヒ・ホルシュタイン州より、さらにへんぴな田舎だった。どんなに田舎かといえば、カーブの交通標識や制限速度の標識のないカーブの道路があったりする。シュレースヴィッヒ・ホルシュタイン州の家の近くの緩やかなカーブでは、愚かにも30キロの速度制限があり、私はこのカーブを古いVWバスで時速90キロで走るのを楽しんだ。もちろん普通の乗用車なら、もっとスピードを出してもよかった。牧場の牛のところに飛ばされるまでは、まだまだ余裕があるので。。。 日本では真直ぐな道路でさえ時速40キロの速度規制がある。「高速」道路の高速も80キロや100キロに制限されている。そこで居眠り運転の事故が起こるのは当然。ドイツでも、そうしたばかげた事態が目前にさし迫っている。
この様なことを書くと、私は暴走族と思われるかもしれない。だが実際には、そんな運転はしない。スピードを出しても安全運転はできる。むやみにゆっくり走ることは時間の無駄である。前の車への車間距離を充分にとること、それは低速よりずっと大事だ。高速道路でも、空いている場合、速度200キロ以上のスピードを出しても安全である。濃霧や大雨の時、私は、日本でもドイツでも、高速道路では一番遅い運転者になり下がる。濃霧や大雨の時、ドイツでも日本同様十数台の車の玉突き事故が多く発生する。ちなみに、私はもう35年間無事故である。

シュレースヴィッヒ・ホルシュタイン州の野道にある30キロ速度制限標識。こんな見通しの悪い砂利道のカーブを30キロで走るのはすごぐ危険。その上、交通標識は目障り。喜ぶのは標識製造に携わって儲けた人だけ!

 

ウッカーマルクト訪問のハイライトは、風力発電所の塔に登ったことである。

左側の年寄りが僕だ。

見渡す限り風力発電塔!最近では、「風力発電が風景を悪化するから」と住民が風力発電に反対している。その昔ドンキホーテが当時新しくできた風車に対して反感を抱いたのと同様である。でも、後世の人たちはこの新しい風車のシンプルな美しさに感嘆するかもしれない。(風力発電に関する新しいページ:風力はエネルギー危機の解決!

ドイツでは、漢字が今大ブームだ。特に漢字の入墨が人気である。でも、唖然とさせられる漢字が少なくない。意味の把握のできない漢字の組み合わせもあるし、漢字そのものがおかしい場合もある。例えば、「豕(いのこ)」を二の腕に入墨した太めの 女性を見たことあった。「豚」でもいいなと思った。
私にも、入墨のために漢字を教えてもらいたいというメールがよく入る。「侍」とか、「龍」とか、「愛」
。(そうした例の一つhttp://mary-joana.ch/pics/bein.jpg は良く出来たと思う。)それから自分の名前を漢字で教えてくれという人もいる。外人の名前を漢字で書くのは全くのナンセンス。私の名前ハウプトは「歯兎普吐」と書けばいいのか、あるいは「爬鵜腐屠」か、それとも「刃卯婦頭」か。きりがない。
漢字で入墨をしたい外人には、
下記のウッカーマルクト風力発電社が作ったプルオーバー の漢字を薦める。意味があるから。

風力発電所から水車小屋へhttp://www.salveymuehle.de/index2.htm (環境に害を与えないエネルギー博物館と兼民宿)。 大都会ベルリンから田舎の生活に挑戦するためやってきた人たちも訪ねた。それから、私自身がベルリンへも行った。ちょうど土曜日で暑い夏日の午前中だったでの、ベルリンから大勢の人がバルト海へと繰り出していた。だから、アウトバーンの反対方向は長い間すごい渋滞だった。「彼らは今日中に海へ着くのかな」と思った。

私はベルリンが大好き。ベルリンは、はち切れんばかりの活気であふれている。 市の財政が破綻し、大勢の失業者をかかえているにもかかわらず、人々は意気消沈するどころか、やる気満々!独創力に満ち溢れたグラフィティをいたるところで見ることができる。(落書きした屋根もある。)

これは、ベルリンの壁ではなく、マウアーパーク付近にあるスタジアムの壁に書かれたグラフィティ。

ベルリンでは、二人の知人を訪ねた。一人はアンドレアス・レーラーで、小規模だが出版業を営んでいる。不定期ながら「スライプニル」という雑誌をも出版している。(私も寄稿した事がある。)彼はもともと旧東ドイツの批判的作家で、東ドイツ政府から迫害され、現在も「思想犯」として迫害されている。警察からたびたび家宅捜索を受け、十回もコンピュータを押収された。また、いわゆる「反ファシズム主義者」の襲撃も受け、その際にコンピュータ2台が破壊された。そもそも政治訴訟は芝居のまねごとであるが、彼の今回の起訴理由は、ユダヤ人についてのある記事へのコメントでの「言葉使い」が(あまりにも)「客観的」ということ。それが大衆扇動の罪だということで、もう三年も裁判沙汰が続いている。
もう一人はペーター・テップファーで、以前はタクシードライバーだったが、ナショナルアナーキズムという運動に携わったため、免許を剥奪された。ドイツでは自分の運動を間違っても「ナショナル」と命名してはならない。政治的に正当でないということ。ナショナルアナーキストと名乗る運転手のタクシーにユダヤ人や外人を乗せることはできないという理由で、彼はタクシードライバーを禁じられた。
ドイツでは「リンク犯罪」という罪もある。その罪に問われるのは、主にユダヤ人大虐殺を否認するページへリンクを張ったホームページのウェブマスターなのであるが、ペーターは法輪大法へのリンクを張った。だが、彼の意図は単にかぎ十字のことで、この宗教団体もかぎ十字を使ってる事(http://www.falundafa.org/eng/falun.htmを参照)をヴィジターに知らせたかったにすぎない。かぎ十字のシンボルを見せることは、場合によっては訴えられることにもなる。ペーター・テップファーも起訴され、長い裁判になったが幸いにも無罪となった。

これらのベルリンでの政治訴訟は大変長引いたのであるが【ドイツで有名なホルスト・マーラー(昔極左、今極右)は、自分の裁判中(大衆扇動の罪)三時間も旧約聖書を読みあげたり、ドイツの哲学者ヘーゲルについて長々と演説したりした。そして27回目に裁判長がやっと訴訟を取り下げた。判決なし。】、私の故郷での幼馴染みの裁判はあっという間に片付いた。彼はある女性と五年間も一緒に住んでいたが、彼がもっと若い女性と恋愛関係になり、もとの彼女と別れた。彼女は、警察に彼にレイプされたと訴え、復讐したのである。 「レイプ」された後も六ヶ月にも及び彼と住み続け、自発的に脚を開いて彼とセックスし続けたということである。それにもかかわらず幼馴染みの友人は懲役二年六ヶ月の刑を言い渡された。執行猶予無し。幼馴染みは45歳で前科もない。

帰りのフライトの際、私は機内でもらったドイツの新聞のある記事(ドイツで最大の発行部数を誇るBILDーZeitung、8月21日、ページ3)に目がとまった。「54,000ユーロが偽札と入れ替わる‐ヘルパーが老婦から盗んだ金。」 ヘルパーのモニカ・M(54、多数前科)は年金受給者のエルザ・M(83)がオーブンに隠した54000ユーロを盗み、偽札を置いた。判決は執行猶予付の15ヶ月

私がずっと前から感じていることは、司法当局は本物の犯罪者には甘く、現在の社会を支配しているイデオロギーやフェミニズム、つまり政治的正当(political correctness)に反する人にはきわめて厳しい処置を取るということである。裁判長は自分が何をしているのか本当に分かっているのだろうか。

カリフォルニア州の最高裁判所は、女性が性交中に「止めて」と言ったなら、男性はすぐペニスを引き抜かないとレイプの罪に問われることを決定した。http://www.ifeminists.net/introduction/editorials/2003/0114.htmlを参照。という事は、招待に応じて来た訪問客は「帰れ」と言われたら、すぐに帰らないと侵入者として罪に問われるということか。。。。

ハウプト・ホルガー

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